ミズ ビーからの愛のメッセージ、そう思わせて下さい。



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ペットロスを克服したかのように思っていても、
 
ミズ ビーは、もういないんだ、、、、
 
と、思うと、突然、何もかもが止まってしまう。
 
もう、いないんだとわかっているはずなのに、そう思う時、妙に心臓の鼓動が騒ぎ出す。
 
愛した者が、此の世から、完全に姿を見せなくなるのは、こんなに辛いものなんだ、
 
彼女は、あらためて、そう思う。
 
立てなくなっても、動けなくなっても、彼も、彼女も、ミズ ビーが、もっと長く生きるだろうと思っていた。
 
そんな期待を裏切ってはいけないと、ミズ ビーは無理をしていたのかもしれない。
 
ミズ ビーが息を引き取る数日前に、彼女は、ミズ ビーの耳元で、こう囁いた。
 
「 苦しかったら、もう無理はしなくていいんだよ。ミズ ビーとマミーは、どんなことがあっても一緒だよ。永遠に一緒だよ。」
 
はたして、本当に、そう言って良かったのだろうか?
 

そう言った事によって、ミズ ビーの繊細な気持ちを傷つけなかっただろうか?

 
ミズ ビーを愛していると思っても、看病疲れで、それから解放されたいと思う気持ちもあったはずだ。
 
そんな事を思いながら、物を整理していたら、ミズ ビーの毛がついた小さな置き物が出て来た。
 
そして、それには、
 
Love is sweet
 
と書かれていた。
 
3年ほど前、彼女は、ミズ ビーが、その置物の近くに座っているのを見て驚いた。
 
ミズ ビーは、静かに、その置物と彼女を交互に見た。
 
彼女は、ミズ ビーが、それを口の中に入れて喉に突っかかってしまったり、食べてしまったら大変だと思い、すぐに置物を取り上げた。
 
ミズ ビーは、ただ静かに彼女を見ていた。
 
「 Love is sweet ?!  何、これ? どこで見つけたの? 」
 
そう言ったが、ミズ ビーは微笑んでいるだけだった。
 
他人に言ったら、馬鹿げた話と言われそうだけれど、彼女は、ミズ ビーからの言葉のプレゼントとして受け取った。
 
そして、その後、引っ越しをしたりして、その小さな置物は、今迄、現れる事は無かった。
 
彼女は、その置物を手にしながら、
 
「 Love is sweet, Love is sweet, Love is sweet .......」
 
そう何度も、繰り返して言った。