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誕生日のプレゼント



「 誕生日のプレゼントに何が欲しい?」
 
彼が訊いた。
 
「 何もいらない。欲しいのはミズ ビーだけ。」
 
彼女は言った。
 
彼は、哀しい目をして、彼女を見た。
 
「何も、いらない。今、持っている全ての物を失って、ミズ ビーを見えない世界から取り戻せるなら、そうしたい。」
 

そう言って泣き崩れる彼女を彼は、ただ見つめた。