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食べてしまいたいほど可愛い

ミズ ビーは、8歳位の時から、それまで常時、見せていたヤンチャな行動をしなくなり、オモチャにも、あまり興味を示さなくなった。

 
 
 
そして、それまでよりも多く、彼と彼女を見つめ、2人の話に耳を傾け、考えるようにして聴くようになった。
 
 
 
「 ミズ ビー、本当に大人に成ったねー?!」
 
 
 
彼女は、そう彼に言ったが、
 
 
 
大型犬についての記事などには、大型犬が老犬年齢に入るのは、7、8歳からで、今まで無かった病気なども増えて来ると書かれていて、
 
 
 
つい最近まで、子供だったのに、、、、
 
もう、老犬?
 
 
 
彼女は、ちょっと悲しかった。
 

 

 

急な出逢いから、お互いのことを探りあいながら、お互いの違いに驚いたり、理解したりして、お互いの好きなことも嫌いなことも良く分かるようになり、

 
 
 
それでも、もっと分かり合いたいと思い、お互いの顔を真正面から見合って、目と目を見つめ合うだけで、目に見えない絆みたいなものを感じて、彼女は本当に幸せだった。
 
 
 
同じ頃、ベッドの上で、夜中に、ふと目を覚ますと、ミズ ビーが彼女の横で眠っている彼の口元に心配そうに鼻を近付けて彼の息を嗅いで、何かを確認していた。
 
 
 
それは、まるで、母犬が子犬が息をしているかを確認しているようで、彼女は、ミズ ビーの母性を感じた。
 
 
 
ミズ ビーの愛らしさと深い優しさが日毎に増して行き、自分の幸せより、彼と彼女のために生きているように思えて、

 

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「 ミズ ビー、私達のことは心配しなくていいんだよ。ミズ ビーの幸せがマミーの幸せなの。だから、ずーっと、おてんば娘のミズ ビーでいいの。」
 
 
 
そう言っても、恥ずかしそうに微笑みながら、Good Dog を保っているミズ ビーを見て、

 

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彼女は、ミズ ビーが可愛くて可愛くて、どうしようもなくなって、
 
 
 
「 可愛くてしょうがないから、マミー、ミズ ビーを食べちゃうぞー!」
 
 
 
そう言って、口を大きく開けて、ミズ ビーの口元に持って行って、口の中に、鼻と口元を入れても、ミズ ビーは、黙って嬉しそうにしているだけだった。
 
 
 
あの時、彼女は、
 
 
 
『 食べてしまいたいほど可愛い 』
 
 
 
の本当の意味が初めて分かったような気がした。