老け顔
最近、鏡に写っている自分の顔を見て、彼女は、
老けたなぁ〜、
それも、急に、、、、
そんなはずは無いよねぇー、
気付かなかっただけ、、、、
でも、、、、
ミズ ビーを喪ってから、
物凄いスピードで老けたような気がする。
それとも、、、、
老け始める年齢とミズ ビーを喪った時が、重なったのか?
彼女は、そう思いながら、
彼は、どう思っているのだろう?
と、思った。
そう言えば、、、、
彼も、あの時の彼とは違って見える。
一気に老けたような、、、、
彼も、彼女のことを同じように思っているに違いない。
だけど、
それは、言うべきではない、
と思っていると思う。
そして、
新しいペットを飼えない事情に、彼も少なからず苦しんでいるのに、彼女は気付いている。
『 ミズ ビーが先に亡くなっちゃったから、こんなに老けちゃったじゃない?! なんて、マミーは言うつもりはないよ。それはね、、、、ミズ ビーが、もっともっと長く、マミーと一緒にいたかったことを知っているから。マミーは、どんなに老けても、生きている。ミズ ビーが、今、マミーに言いたいのは、それだよね?! 』
彼女は、そう、心の中で呟いた。
ミズ ビーが、いたら?
それは、今でも、頑固に繰り返し思う事だった。
と言っても、
もう、あの時には戻れない、
だけど、
戻れるものなら戻りたい!
『 死は、永遠のお別れ?
それとも、