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あの時のミズ ビー

 

 

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ミズ ビー、

 
 
 
この時のあなたは、あなたの頭の中で、とても怖ろしいことが起こっているのを感じていたでしょうね。
 
 
 
それなのに、
 
 
 
自分の病気が良くなって来て、もっと生きられると知った、あなたの飼い主は、有頂天になって、はしゃぎながら、静かに自分を閉じ込めるようにして休んでいた、あなたの顔の写真を撮った。
 
 
 
その時に、
 
 
 
いつに無く目に輝きが無く、目を合わせようとしないで、心なしか哀しそうに遠くを見つめているような、あなたに気付きながら、あなたの飼い主は、あなたが歳相応に、ちょっと疲れているだけだろうと思った。
 
 
 
あなたが家族に成ってから、あなたの飼い主は、毎日毎日、あなたの体をウェットタオルで拭きながら、毛や皮膚に異常が無いか、どこか膨らんでいる所は無いかをチェックして、あなたを健康だと思っていた。
 
 
 
そして、
 
 
 
あなたの飼い主の目から見えなくて、
 
 
 
あなたの飼い主の手では触ることが出来ない、
 
 
 
あなたの頭の中で、とんでもないことが起こっていて、あなたを苦しめているなど思いもしなかった。
 
 
 
あなたは、どうやって伝えていいのか分からなくて、途方に暮れたでしょうね。
 
 
 

連れて行った教科書だけの知識を持った獣医達は、あなたの飼い主のあなたを失いたくない気持ちを、どれだけ、理解しただろう?

 
 
 
みんな、口を揃えて、『 年齢的に当たり前 』だと言うだけで、あなたを夏が終われば死んでしまう蝉のように扱った。
 
 
あの時、あなたの飼い主が、もっともっと突き詰めて、あなたの病気を重視していたら、あなたは、あれほど苦しまずに、
 
 
 
そして、
 
 
 
今も生きているかも知れない。
 
 
 
あなたが、あなたの飼い主を選んで生まれて来たとしても、生命の終わりを予想できたとは思えない。
 
 
ごめんね。
 
 
 
そう言っても、あなたは、戻って来ることが出来ない。
 
 
 
 
 
 
彼女は、その時の写真を見ながら、そう思った。
 

 

aoifox.hatenadiary.com

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