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オリンピックが終わる日

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お正月やクリスマスなどの世界中で多くの人達がお祝いしたり、幸せを感じる時、自分にとっての楽しい時が重なると、余計にハッピーな気持ちに成り、

 
 
 
その反対に、そのような大イベントの日に、自分にとって良い日と言えない日が重なったりすると、余計に哀しくなったり、不運に思ったりするのではないだろうか、、、、
 
 
 
彼女は、オリンピックの終わりの日に、そう思った。
 
 
 

観ないでいられなかったオリンピックに、実は疲れ果てていて、早く終わって欲しいと思っていた彼女は、オリンピックの終幕式は、

 
 
 
これで最後だから!
 
 
 
と気合いを入れて、彼と2人で、和みながら観るのだろうなぁと予想していた。
 
 
 
そう思うのは、2人にとっては当たり前のことのように思えたからだ。
 
 
 
ところが、その前夜から翌日のオリンピック終幕式が放送される少し前まで、2人は口論になった。
 
 
 
始めたのは、彼の方だったと彼女は思う。
 
 
 

それが引き金になって、言葉の意味や意図を問いただしたり、その内に、それに関連していないようで関連している過去の出来事などにも発展して、結局は、自分が正しくて相手に非があるパターンになって、責め合いとなり、2人の口論は、平行線を辿るだけだった。

 
 
 
いつもは、ほぼ穏和の彼が、いつに無く意地悪に見えたので、彼女には理解できなかった。
 
 
 
「 何か嫌な事でもあったの? そうでしょう? いつものあなたみたいじゃないもの 」
 
 
 
彼女が、そう言っても、彼は、イライラしながら、
 
 
 
「 何も無いよ。いつもと同じだよ 」
 
 
 
そう言うだけだった。
 
 
 

ストレス続きだったので、落ち着いて聴くよりも攻撃的になってしまったのは彼女も認めるが、そうなる事を彼が知っていたようにも思え、それゆえ、彼女は苛立った。

 
 
 
「 何を言っても理解しようとしないのだから、俺は、もう何も言わない。」
 
 
 
そう言う彼に、
 
 
 
「 卑怯者! 自分で言い出しておいて、全て、私に非があるように言っているじゃない?」
 
 
 

そして、

 
 
 
こんな時、ミズ ビーがいたら、彼と彼女の顔を真顔で見ながら、声やアクションが大きい方に吠えるだろうなぁ、そして、それが2人にとってのタイムアウトになって、クールダウン出来るのだけどなぁ、、、、
 
 
 
彼女は、そう思って寂しくなった。
 
 
 
オリンピックの閉幕式が始まると、自然に口論は無くなったが、彼女は、ずっと悶々とした感情を持ち続け、彼の顔を見ることも話すことも極力、避けるようにした。
 
 
 
長年の付き合いから、彼も、そんな彼女の気持ちを推測できたはずだった。
 
 
 
日本のプロダクションが製作したと思われるショーやビデオやスーパーマリオになった安倍首相を観ると、不思議と、その世界に引き込まれて行くような感じがして、彼女は自分が独りではないように思えて心強かった。
 
 
 
そして、
 
 
 
しばらくはクールに、自分のことに集中して、彼が話して来るのを待とう、その間に、自分の彼に対する怒りもおさまり、彼についても、冷静になって考えられるかも知れないと思った。
 
 
 
それに、
 
 
 
争いが嫌いで、『 ピース ドッグ 』だったミズ ビーも、それを望んでいるのは間違いなかった。
 
 
 

 

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