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心の痛み

彼から、今から帰宅するからとメッセージが送られて来て、

 
 
 
「 私、完璧に落ち込んでいて、今日のディナーを作る気に全く成れないから、、、、」
 
 
 
と、彼女はメッセージを送った。
 
 
 
彼は、帰宅しても、彼女のメッセージについては何も語らず、静かに、キッチンへと歩いて行き、キャビネットの一つを開けた。
 
 
 
彼女が椅子に座ると、チーズクラッカーをボウルに移している音が聞こえた。
 
 
 
彼は、その小さなボウルを抱えて、彼女の隣に座った。
 
 
 
「 メッセージ、読んだ? 」
 
「 読んだよ。」
 
 
 
それだけ言って、彼は、チーズクラッカーを少しだけ手に取って口の中に入れた。
 
 
 
「 冷凍しているスープとブレッドを温めて食べないか?」
 
「 あなたが、それでいいのなら、、、、」
 
 
 
静かなディナーを終わらせて、二人は、少し話した。
 
 
 
そして、彼女は、彼の心の痛みが分かった。
 
 
 
朝、彼が起きても、彼女は起きなかった。
 
 
 
それから間もなく、
 
 
 
彼の鼻をすする音が聞こえて来て、
 
 
 
泣いている、、、、
 
 
 
と、彼女は思った。
 
 
 
彼女は、彼に、ずいぶん酷いことを言ったことに気が付いた。
 
 
 
彼にも、心の痛みがあるのを知っていたはずなのに、、、、
 
 
 
彼が出かけた後のドアを見ながら、
 
 
 
また、彼を傷つけてしまった、、、、
 
 
 
そう思った。
 
 

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『 ミズ ビー、あなたも、そう思っていることでしょうね、、、、。』
 
 
 

 

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