エアポートのセラピー犬

彼が乗り換え地のエアポートから、メッセージを送って来た。

 
 
 
『 乗るはずだったフライトがキャンセルされたんだ。いつまで待てばいいんだって感じで頭に来るよ。』
 
 
 
彼が、予約したフライトに乗るために、早朝に出かけて行ったのに、それが無駄だったかのようにしてキャンセルされて、ただ、エアポートで待たなければならなくなったことに苛つくのは無理も無かった。
 
 
 
ミズ ビーが居なくなってからの彼の出張は、彼女に、ミズ ビーの存在を強く想い出させるだけでなく、哀しい現実を確証するかのようで、彼女にとっては何もかもが止まったように感じられスローペースとなった。
 
 
 
そんな時に、彼からのメッセージが彼女の心に光を当てた。
 
 
 
『 とっても可愛い子に会ったよ。写真、すぐ送るから! 』
 
 
 
そして、送られて来た写真は、、、、
 
 
 
 

f:id:AoiFox:20160830154837j:plain

 
 
 
彼が、待つことにくたびれながら周りを見回すと、その子が、静かに彼のいた方に歩いて来るのが見えて、彼は微笑まずにはいられなくなった。
 
 
 
その子は、恥ずかしそうにして、彼とは目を合わせないようにしていた。
 
 
 
彼は、その子のリードを掴んでいた女性に、
 
 
 
「 撫でても、いいかな? 」
 
 
 
と尋ねると、
 
 
 
女性は、その子が、エアポートでセラピー犬として働いていることを彼に伝えた。
 
 
 
恥ずかしそうにして下を向いていたその子は、彼が、その子の名前を呼ぶと、その女性を見た後に、彼の方に静かに微笑むようにしてやって来て、彼は、その子の頭や体を撫でることが出来たそうだ。
 
 
 
 
『  とっても、お行儀が良い子だったよ。それに、とってもスイートでさ、、、、癒されたよ。』
 
 
 
 
彼のそんなメッセージを読みながら、彼女も微笑まずにはいられなかった。
 
 
 
その子は、エアポートで、彼を含む多くの人達を癒し、エアポートの外で落ち込んでいた彼女のハートをキャッチした。
 
 
 

 

( あなたの応援クリックに励まされています。)
 
 にほんブログ村 犬ブログへ

にほんブログ村 その他日記ブログ つれづれへ
にほんブログ村 犬ブログ 犬 思い出・ペットロスへ