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幸運な人達

シュレッダーの上に大型チェーン店のホリデートイズのチラシの雑誌が乗っていた。

 
 
 
10月末のハロウィンが終わって、11月のサンクスギビングが終わったら、12月のクリスマスとあって、子供向けのプレゼントが多く必要となり、売り上げに影響するから、そんなチラシの雑誌が送られて来たのだろう、、、、
 
 
 
と、彼女は思いながら、その雑誌のぺージをめくった。
 
 
 
男の子用と女の子用、そして、男女かかわらずのそれぞれのページがあって、女の子ようには、相変わらず、プリンセス人形があったけれど、彼女が子供の時に見た白人のプリンセスだけでなく、スキンカラーが違うプリンセス達や、スーパーヒーロー的な強いイメージの女の子人形があったりと、彼女は嬉しくなって、思わず、拳を上げた。
 
 
 
まだまだ根強く、さまざまな差別がある国ではあるけれど、もう少しで、初の女性大統領が到来するかもしれない事から言っても、以前よりは、男女平等の思想が広まって来ていると言えるのかも知れない。

 

 
 

男の子、女の子、両方に良いだろうと思われているプレゼントには、自転車、動物の縫いぐるみや動いたり話せる動物のオモチャなどがあった。

 
 
 
その中で、彼女の注意を引き付けたのは、ブルーのリード付きの一緒に外でも歩ける犬のオモチャだった。
 
 
 
かわいい〜!
 
欲しいなぁ〜、、、、
 
 
 
彼女は、そう思ったが、
 
 
 
欲しいと言ったら、ビックリするだろうなぁ、、、、
 
 
 
と、彼の顔を思い浮かべて、少し恥ずかしくなった。
 
 
 
子供じゃないから、そんなこと、言えないなぁ、、、、
 
 
 
彼女は、そう思った途端に、涙が出て来て辛くなった。
 
 
 

ミズ ビーが最後に暮らした所は、大型犬でも、高額な保証金と月々の犬用の家賃を加えて払えば一緒に住める所だったが、いろいろと中傷や嫌がらせを受けて辛い思いをした所だった。

 
 
 
挙句の果てには、
 
 
 
「 そんな犬でも住まわせてやっているのだから、ありがたく思え!」
 
 
 
とも言われた。
 
 
 
彼女が毎日、神経質になるのをミズ ビーが感じていなかったはずはなかった。
 
 
 
言葉に出して言わなくても、ミズ ビーは、彼女の心の内を分かる犬だったからだ。
 
 
 
ミズ ビーが亡くなって、彼は、再び、ペットを気兼ねなく飼える状況になるまで、しばらくは、看病疲れとペットロスを癒すためにも、ペット無しの生活をしようと言って、ペット不許可の場所に住むことを決めた。
 
 
 
いつになったら、ペットを飼えるようになるのだろう?  
 
 
 
と、彼女は途方にくれながら、
 
 
 
これも、ある意味で運命なのかも知れない、
 
 
 
そう思っている。
 
 
 
ミズ ビーが、彼と彼女が新しいペットを飼うのは、まだダメだと思っているかも知れないし、
 
 
 
彼女には、他にすることが残されていて、それを成し遂げるまで、ペットが飼えないのかも知れない、
 
 
 
彼女は、そんな気がしている。
 
 
 
ペットを飼える状況にあって飼える人達は、彼女にとっては、とても羨ましい存在であり、それゆえ、そんな状況にありながら、ペットを粗末に扱ったり、苦しめたり、捨てたり、殺してしまう人達のことが理解できない。
 
 
 
ペットが飼える 幸運 を持った人達なのに、なぜ、そのような残酷なことをするのだろうか?
 
 
 
その人達に、飼いたくても飼えない彼女のような人達がいる事を知ってもらいたい。
 
 
 

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